⑯認知症の妻の後見人選任を依頼する場合
作成する際は、
「あなたの財産を誰に渡したいのか」を書きます。
1
遺言者は、遺言者が有する次の財産を、遺言者の妻○○花子(昭和○○年○○月○○日生)に相続させる。※財産の表示は省略
2
前項以外の財産を長男一雄(昭和○○年○○月○○日生)、長女○○和美(昭和○○年○○月○○日生)に等分に相続させる。
3
長男一雄は、早急に妻花子の後見人選任の手続をとること。
付言事項の書き方の例です。
4
父亡き後、一雄と和美は協力して、母花子の療養看護に努めてほしいと願っています。そのための費用は花子の相続分から支出し、足りない場合は、一雄と和美が相続した財産の中から支出してくれるようお願いします。
【解説】
この文例では、遺言書に、妻の後見人の選任手続きをとるように依頼しています。
これは4項と同様に付帯事項ということになると思います。